トルコ海軍教育担当司令官中将 ムラト・ビルゲリ

日本国大使はじめ尊敬するご参列の皆様

本日は、1890年9月16日に大島沖で沈没したエルトゥールル号の遭難者追悼記念庭園での植樹式典にご参集いただきました。
115年前に起こった大惨事は、ユーラシア大陸の両端に位置するトルコと日本の友好の礎となり、両国民を親しみ、尊敬、親愛で、今日まで結びつけてきた象徴となっております。
ご存知のように、友好姉妹都市の串本町の大地と海は、祖国から遠く離れた地で遭難した海兵たちをその胸に抱きしめる、永眠の地となっております。
エルトゥールル号の訪問中の日本国民と海軍の歓待とあたたかいおもてなし、また、帰国の途上に起きた大惨事の後、被災者の救援・支援に貢献してくださった方々の尊さをトルコ国民は片時も忘れることはできません。
エルトゥールル号追悼記念庭園は、トルコと日本の友好とともに、トルコ海軍の崇高な使命を自覚するシンボルとして永遠に残るでしょう、また我々海軍の誇りの源になると思います。
この機会に、この上なく美しく、愛をよぶ花が咲く、587本の桜の木で荘厳されるこの記念庭園というすばらしい構想と多大な貢献をしてくださった日本さくら交流協会、テマ財団会長、および関係者の方々に海軍を代表して、心より御礼申し上げます。
この花はいろいろな面で、トルコと日本友好発展のため、殉死した587名のトルコ海兵の魂の供養になると信じております。
最後に親友である日本の胸にいだかれた親愛なるエルトゥールル号遭難者に心より追悼の意を表します。トルコと日本の友好親善のために永遠に旅立った魂が、両国の友好発展、幸福により、安穏となることを祈願いたします。
ありがとうございました。

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