日本メキシコ交流400周年


外務省 「日本メキシコ交流400周年」 ホームページ


日墨交流400周年記念事業
桜の苗木記念植樹
皇太子殿下のお言葉と式典概要


2009年11 月3日、大統領官邸(ロス・ピノス)において、日墨交流400周年記念事業である桜の苗木の記念植樹式典がサバラ大統領夫人がカルデロン大統領の名代として臨席を得て実施されました。本式典においては、皇太子殿下より次の通りのお言葉を頂き、小野大使がスペイン語で代読しました。

【皇太子殿下のお言葉】

  「日本メキシコ交流400周年を記念し、メキシコ側の名誉総裁であられるカルデロン大統領閣下のご臨席の下で、桜の苗木の記念植樹が実施されますことを心よりお祝い申し上げます。

 今から400年前、フィリピンからメキシコに戻る途中に御宿沖で遭難した総督の一行を献身的に救助した人々が日本にいました。9月26日、その御宿で日 本メキシコ交流400周年記念式典が盛大に行われ、私も名誉総裁として出席致しました。19世紀半ばには、太平洋を漂流していた日本の商船がメキシコの人々に救出されたという逸話も残っています。このように日本とメキシコの交流は、両国国民の善意により始まりました。また、メキシコのチアパス州に始まった 日本人の移住は、これまでに約1万5千人に達し、メキシコ国民に温かく迎え入れられてきました。私自身、3度のメキシコ訪問を通じて、メキシコ各地で国民 のみなさんに大変温かく迎えていただき、メキシコ国民のみなさんの日本に対する友好親善の思いを強く実感し、大変心強く感じました。

 桜は日本を代表する木の一つです。桜は我が国国民に春の訪れを伝える木として深く愛されています。日本では、桜の花の下で家族や友人と集い、その美 しさを通じて新たな季節の始まりを感じております。その桜の苗木1000本が、両国の親善を願う善意の象徴としてメキシコに寄贈される運びとなったことは 大変喜ばしいことと考えます。日本メキシコ交流400周年の機会に贈られる桜は多くのメキシコ国民の方々から末永く愛されていくことと確信しております。

 本日、環境問題に関心を有しておられるカルデロン大統領閣下他両国の関係者で植樹されたこの桜が、日本メキシコ両国の友好関係のシンボルとして、今後100年、そして更なる400年と健やかに育っていくこと期待しつつ、私の言葉と致します。」

外務省ホームページから抜粋
 http://www.mx.emb-japan.go.jp/400/SubIndexJp15.html 

【式典概要】
 ● 式典は、3日午後、大統領官邸内ラサロ・カルデナス邸前庭で行われ、サバラ大統領夫人の他、エスピノサ外相、外務省他メキシコ政府関係者、日墨協会幹 部、400周年実行委員会幹部、メキシコ日本商工会議所幹部、本式典のきっかけとなった桜の苗木1000本の寄贈元である日本さくら交流協会代表者、小野 大使夫
妻他が出席しました。

 ●  先ず、エスピノサ外相より挨拶があり、日墨関係には常に連帯があり、同様に日本さくら交流協会より寄贈された桜はメキシコで毎年咲き続けるであろう、桜の 花の如く美と調和を愛する社会が日本である、我々の歴史ある堅固な友好を印すに桜の植樹ほど相応しい行事は無い、この行事に出席できることを名誉に思う し、メキシコ外務大臣として二国間の一層の緊密化に携わっていきたい、大使を通じて、この感謝の気持ちを皇太子殿下にお伝え頂きたい旨述べました。

 ●  次に、日本さくら交流協会を代表して、今回寄贈された桜の品種「陽光」の開発者の子息で、1000本の苗木の提供者でもある高岡照海氏より挨拶があり、メ キシコに桜の苗木を植えることは平和を希求した亡き同人父親の夢であったこと、数年後に花を誇らせメキシコ市の新しい名所になっていることを想記したい、 本植樹式に尽力頂いたメキシコ政府関係者他に感謝したい旨の挨拶が述べられました。

 ● 続いて、小野大使より皇太子殿下のお言葉を代読しました。

 ● 引き続きサバラ大統領夫人より、概要以下のとおりの挨拶がありました。
  (1)本日、皇太子殿下のお言葉を頂戴し、日墨交流400周年を祝すことが出来ることは大きな喜びである。桜が日本のシンボルであることはメキシコでも知られている。環境保護を推進する大統領の名において、桜の植樹を通じて400周年を祝いたい。
  (2)両国は友好協力関係を強化してきている。二国間関係は今後も強化され、相互理解が進展していくと確信している。
  (3)メキシコ人は日本文化を敬愛している、メキシコでは日本の文化、伝統芸術が賞賛されているし、自分自身、日本料理や茶の湯が好きである、多くの(メ キシコの)子供たちと同様、自分自身も「コメットさん」のような番組を通じて日本文化に触れてきた。最近では、つい昨年、村上春樹の小説「アフターダー ク」を読んだ。
  (4)メキシコの宇宙観を表現した「生命の木」は私の好きな民芸品であり、皇太子殿下にお届けしたい、この「生命の木」と桜が将来の我々のシンボルとなるだろう。その友情は、今後、100年、400年と生き続けていくものである。

 ● 最後に、サバラ大統領夫人、エスピノサ外相、高岡氏ご夫妻、小野本使が植樹を行いました。